急性症状

【ぎっくり腰、寝違え】

寝違えやぎっくり腰になった時に、必ず皆さんがおっしゃる事があります。
「大した事なかったから、揉めば治ると思って…。でもだんだんと痛みがひどくなって…。」

急性症状は初期治療が大切です。炎症が起こっている箇所を揉むとかえって悪化する事になりかねません。


【鍼治療の目的】

早期に動ける状態にし、早期回復を促す

ぎっくり腰は、何も治療をしていなくても平均2週間で治ると考えられています。

ではなぜ鍼治療をするのでしょうか?

まず、大切な知識として、腰痛のガイドラインにも記載されている「安静は治りを停滞させる」ことを知ってください。ぎっくり腰の場合に「安静=治りが悪くなる」ということが近年世界での研究でわかってきました。

鍼治療では、早期に痛みを減少させます。

一つの目安として、現在の痛みを10とした場合に、2回の治療で9割患者さんが3以下になります。痛みが減れば当然、自然に「動ける状態」になります。その結果「安静を回避」することで、治癒までの期間を2週間から大幅に短縮させます。

ぎっくり腰に鍼灸治療をする最大の目的は「早期回復」にあります。


【治療方法】

個人差はありますが、鍼は急性症状の改善に効果的だといえます。鍼は試合中のスポーツ選手に処置されるほどの高い炎症緩和効果を持つので、痛みの軽減効果が期待できます。

寝違え・ぎっくり腰は筋肉の炎症ですから、まずはアイシングとなります。すぐにマッサージを行おうとするのは間違いです。 炎症期のタイミングでマッサージを行うと血行がよくなり余計に悪化させるケースもあります。

強い炎症が起きている筋肉をむやみに刺激せず、(ぎっくり腰の場合)足の張りをゆるめたりすることで楽になることもありますので、ぜひご相談下さい。

温めたり、自己のストレッチやマッサージによるケアは完全に炎症が引いたあとになりますので、3日~7日後が適切と考えます。


【ぎっくり腰を治療して、日々感じること】

 ぎっくり腰に対する治療方法は、整形外科の先生方はもっていないため「今の痛みをどうにかして欲しいのに」その他の病気がないかをチェックする目的でレントゲン検査をして、湿布と痛み止めを処方され帰宅させられます。

また、整体や、リラクゼーションでは施術したことで悪化してしまい、その後当院を受診する方も多く経験します。昨今では、ぎっくり腰の原因当院をとして「骨盤の歪み」「骨盤のズレ」「冷え」などをあたかも原因のようにうたっている広告を目にしますが、

仮に骨盤の歪みであれば、治療前後のレントゲン写真の変化でも示すことが出来れば証明の一つになるかもしれませんが、全くそのような報告はみたことがありません。

また無資格での治療によって、骨折などの事故も多く消費者庁に報告され非常に危険な状況です。

ぎっくり腰の治療で鍼灸治療よりも回復が早い治療はありません。

「ぎっくり腰なら鍼が一番」この文化をしっかり作っていきたいと思います。